高木と空師
空師という言葉をご存知ですか。
里山樹楽内には杉等の高木や椎の木等の巨木が沢山あり、そのうち周辺部にある木が隣接地に迷惑をかけてしまうほど成長してしまっているので、プロの手を借りて切り倒すことになりました。そのプロが高木に登って枝を払ったり、切り倒したりする空師です。
使う道具はロープ、ワイヤー、昇柱機(スパイクのついた靴でよじ登る道具)、チェンソー、ウインチ等。
以下の写真はその空師と樹楽の有志による伐採作業の様子で、二日間で十数本の樹を切り倒しました。
①空師が長いワイヤーの端を木に取り付け、一方を倒す方向にウインチで引っ張る
①
②
② 倒す方向にV字のカットを入れ、次に裏側にチェンソーで
切り込みを入れ、同時にワイヤーをウインチで強く引っ張る
③
③ 切り込み部が折れ始める
④
④引っ張る力に耐えられず目標方向に倒れる
⑤ 目標方向に無事倒れた木
一方、こちらはノウゼンカズラがてっぺんまで絡みついて伸びて咲く全長約18mの杉の木。
杉の幹に溝腐れ病が入り強風で倒れる危険性がある為、残念ながら切り倒すことになった。プロ並みの会員のOさんがワイヤーを取り付けてチェンソーで切り、ほぼ目標方向に切り倒すことができた。
この場合もワイヤーをウインチで引っ張る人とチェンソーで切り込む人の息が合っていないと倒れる方向が異なり危険なことも。
いずれの作業も無事に見事に倒すことができました。皆さん、ありがとうございました。